延滞損害金で損をしない為に

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延滞損害金で損をしない為にすること

クレジットカードやローンの返済が遅れたときや、支払いができないときにいつもより多くお金を支払ったことはありませんか。それは支払い遅延に対する料金である「遅延損害金」というものです。

 

どんなローンやクレジットカードの支払にも、遅延損害金というのがあります。これを支払うメリットはというと、実は何もありません。元本の返済にもならず、利息支払いにもならないのです。このため、なるだけ回避した方がいいものではあるのですが、どういうものなのか具体的に見ていきましょう。

 

延滞損害金って何?どうやって計算するの?

そもそも遅延損害金とは、支払いが遅れたり指定日に代金を引き落とせなかったときに追加で支払うものです。一種の罰金のようなものだと考えるといいでしょう。一部金融機関等では「延滞利息」というような名前となっている場合もありますが、取扱はほぼ同じです。

 

計算方法は『借入残高×遅延損害年率÷365×遅延日数』となっています。

 

この借入残高とは遅延が発生した日の残高、遅延損害年率とは金融機関や消費者金融などが定める利率、遅延日数とは支払わなくてはならなかった日の翌日から、となっています。

 

例えば借入残高が10万円、遅延損害年率が10%、遅延日数が20日だとします。この条件の場合、支払う金額は約547円となります。返済するべき金額にプラスして約547円を追加して支払うことになるのです。

 

遅延損害年率はそれぞれのローンの形式や消費者金融・クレジットカード会社によってもかなり違いがあります。遅延損害年率の利率は利息制限法上では最大20%という制限がありますので、それを超えることはありません。

 

傾向としては、消費者金融やクレジットカード会社はこの上限いっぱいの20%が多く、地方銀行や銀行系のキャッシングサービスになると、18%程が多いようです。また、中には設定がなかったり、個人の利率によって変わるというところもありますので、詳しくはそれぞれの金融機関に問い合わせましょう。

 

最小返済額を支払えばOKな業者も

もし遅延損害金が発生するようになった場合、どうすればいいのでしょうか。この場合、予防策と対策としては最小返済額を支払うことで何とかしてもらう方法があります。

 

最小返済額とは、金融機関や業者が定める最も少ない支払額で、その金額さえ支払ってもらえればOKという最低限の金額です。ただしここでは手数料と利息を引かれた残りの分しか元本返済になりません。遅延損害金を支払うようになった場合、手数料・利息・遅延損害金を引いた金額が元本返済となり、返済額はかなり減るでしょう。

 

遅延損害金を支払うようになった場合、最小返済額とは別に遅延損害金を支払うことで元本をより減らすことができます。もし別で支払いたいのなら、金融機関などに「遅延損害金は別で支払いたいがどうすればいいか」ということを伝えてください。こうすると遅延損害金と最小返済額を計算した金額が算出されますので、その金額を支払うようにしましょう。

 

前の項目で遅延損害金の計算方法を紹介しましたが、実際には自分たちで計算するのではなく、消費者金融などから遅延の連絡が来たときに支払日を約束し、そのときに引き落としや振込での支払金額の連絡があります。

 

この時に担当者に「遅延損害金を上乗せして支払いたい」と伝えると、その金額をプラスした支払い額が伝えられますので、その金額を支払うようにすれば問題ありません。

 

延滞する前に延滞損害金を回避する

また、遅延損害金を発生させないための方法は、そもそも延滞しないようにすることです。延滞しないようにするためにはどうしたらいいのでしょうか。

 

まずは、消費者金融などが実施する「引き落とし日通知サービス」を利用しましょう。これはメールなどで消費者金融から「この日にこの金額を引き落とします」という連絡が来るものです。メールでの連絡なので、確認したらすぐに対応することができますね。大体の場合は3日前、当日などに連絡があります。気をつけたいのはメールサービスは申込みをしないとメールが来ません。このため、しっかり手続きをしておきましょう。インターネットの会員ページから設定することができますよ。

 

次に、利息だけなら支払えるという場合は利息だけ支払うのも方法です。これは消費者金融などにあらかじめ相談しておくと「今回は利息だけを支払ってください」ということになる場合があります。こうするとそのときだけは支払額が利息だけになり、あまり大きな金額を支払うことも減ります。ただしこの場合、気をつけたいのは利息だけの支払いですから、元本は全く減りません。この点は注意しましょう。

 

また、少々特殊な方法ですが、任意整理をするのも一つの方法です。これは債務整理の一種で、合法的に借金を整理し、借りた人がたくさんの借金で困っているときに取られる方法です。弁護士などに相談することで対応できます。

 

延滞損害金が発生すると記録に残る

ちなみに、遅延損害金が発生すると記録に残ります。記録に残るのは消費者金融などの金融機関内で、いつどういう支払いをしたか、ということが残るのです。これがマイナスに働く可能性がまったくないわけではありませんので、注意しておきましょう。

 

また、遅延損害金は遅延したときに発生するものです。このため「延滞したことそのもの」は信用情報機関に残ります。この信用情報機関とは、あなたの信用情報を管理している機関です。

 

信用情報とは、名前や性別、勤務先や電話番号などの個人情報、そしてその人がどういうところでカードやローンを利用しているかという利用状況、申込状況、支払状況などの金融に関する情報です。

 

記録されるのはこの信用情報の支払情報で、もし指定された日に引き落としや振込などがなく支払いがなされなかった場合、支払いができなかったという事実が金融機関から信用情報機関に申告されます。

 

この「支払い不可」の申告があることによって、金融機関は今後その人を「支払いできない人」という風にみなします。そうすると、大型のローンを組むときや新規ローンを組むとき、新しくクレジットカードを発行するときに「この人はまともにお金を払ってくれないかもしれない」と判断され、審査に落ちることが多いのです。また、ローンやクレジットカードの契約が更新されないこともあります。

 

まとめ

いかがでしたか。遅延損害金とは、支払いや引き落としが遅れたときに支払うもので、いわゆる罰金の一種のようなものです。支払うメリットは何もありません。

 

借入残高を基本とした計算方法で最大年利20%となっていますが、実際に支払う金額はそれぞれ違います。遅延する期間が長く、借入残高が大きく、遅延損害金の利率が高ければ高いほど大きな金額を支払うことになるので、なるだけ早めに対処することが求められます。

 

遅延損害金の支払いを防ぐためには、メールサービスなど通知サービスを利用してうっかり支払い忘れを防ぐようにしましょう。

 

また、もし最初から支払いができないとわかっているのなら、早めに借入先に相談しておくと何らかの対処法を見つけてくれます。中には利息だけ支払えばいいというところもありますので、早めに相談しておく方が良いのです。

 

ちなみに、遅延損害金を支払ったことそのものは金融機関内の記録に残るだけですが、遅延したことは信用情報機関に残ります。信用情報については様々な情報を扱っているところで、支払いの履歴なども残ります。遅延の記録があればこれからのローンなどにも大きく影響がある場合がありますので、できるだけ遅延の記録がないのに越したことはありません。

 

もし延滞しそうな場合は事前に相談しておき、もし遅延してしまったのなら早めに支払っておきましょう。


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