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自営業の融資は難しい?

 2018/06/26 個人事業主   169 Views

自営業の融資は難しいのか?

現在個人で事業を営んでいる自営業の方、これから新規で事業を始める方など、事業を維持していくためにも、運転資金がなければ融資を受けて資金を作る必要があります。

事業資金の融資を受けたい時、まずは銀行で借りる事を考えますが、自営業者に対する銀行融資の審査は、正直なところ厳しいです。

理由は、自営業者は、収入が安定している「給与所得者」や、資産を持っている「法人」に比べると信用が薄いからです。

しかし、個人事業主がお金を借りる方法として、銀行だけでなく公的資金を申し込む方法があります。

そこで、個人事業主が利用できる公的資金に、どのような制度が利用出来るかを紹介したいと思います。

無担保融資を受ける

銀行で融資を受ける時は、保証人や担保設定を用意する必要がありますが、個人事業となると担保力が弱いため、無担保融資で事業資金の調達が出来れば何も言う事ありません。

無担保融資で受ける方法には、

  • 「日本政策金融公庫」
  • 「信用保証協会で融資を受ける方法」
  • 「制度融資でお金を借りる」

などの方法があります。

創業時の資金調達は「「新創業融資制度」で

日本政策金融公庫には「新創業融資制度」があり、創業時の不安定な時期でも力になってもらえる融資制度です。

創業資金の融資を受けるためには創業計画書という書類が重要になりますが、この書類作成は商工会議所が主催する「創業セミナー」などで詳しく説明を受けられます。

また日本政策金融公庫の窓口でも審査担当者に相談すれば、詳細な書き方を教えてもらえるので、書類作成で心配する必要はありません。

「新創業融資制度」の申込は、インターネットや電話からでも申し込みする事が出来るので、まずは気軽に相談してみてはどうでしょうか?

「小規模事業者経営改善資金制度」(マル経融資)を申し込む

「小規模事業者経営改善資金制度」は一般的に「マル経融資」と呼ばれている融資制度です。「マル経融資」は、商工会議所や商工会などから推薦状を書いてもらえれば、「「新創業融資制度」と同様に、日本政策金融公庫からお金が借りられる制度です。

「マル経融資」は商工会議所の経営指導を受けた中小企業が受けられる融資商品で、銀行融資にはないメリットがあります。「マル経融資」は「低金利で融資が受けられる」とか「担保や保証人が不要」「返済期間の据え置きが可能」など多くのメリットがあります。

商工会議所の会員以外も利用が可能

「マル経融資」は取り扱いが商工会議所や商工会なので、会員にならなければならないと思うかもしれませんが、会員でなくても申し込みが可能です。

というのも、個人事業主が商工会議所の会員になってもメリットはほとんどないからで、時には職員から会員にならないかと進められる事もあるようですが、断ったからと言って不利になるような事は一切ありません。

低金利で融資が受けられる

「マル経融資」の一番のメリットは金利の低さで、2017年末の時点での利用金利は1.11%となっています。この金利は運転資金であろうが、設備資金であろうが同じ金利です。

ただし、変動金利になるので注意が必要ですが、その他の金融機関から融資を受ける事と比較しても利用しない手はありません。

担保や保証人が不要

「マル経融資」は無担保かつ無保証で融資が受けられるので、保証人を誰かに頼まなければならないという事も、不動産を担保に差し入れたりする必要がありません。

さらに、保証協会も不要なので、補償費を抑えた最小限のコストで借りることが出来ます。

返済期間の据え置きが可能

「マル経融資」の返済期間は、運転資金で7年、設備資金で10年、金融機関の一般的な融資期間と比べて長めになっています。

また、元金返済については、運転資金の場合は最大で1年間、設備資金の場合は最大で2年間の据置が可能なので、「今少し資金繰りが安定しない」という自営業の方にとって大きなメリットといえます。

マル経融資のデメリット

自営業の方にとって心強い融資制度ですが、デメリットあります。

6か月間の経営指導がある

経営指導とは、商工会議所や商工会が決算書や事業計画書に基づき、経営指導者のコンサルタントを受けることです。

商工会議所の審査のようなもので、融資を受けるには6か月以上、経営や金融に関する指導を受ける必要があります。

創業資金として利用できない

「マル経融資」で融資を受けるには、原則6か月間の経営指導を受けなければなりません。ですから、緊急の資金調達や創業資金としては利用できないことになっています。

創業資金については先ほどの「「新創業融資制度」を申し込むという方法もあるので、とりあえずは商工会議所へ行って相談してみましょう。

融資限度額は希望通りとは限らない。

「マル経融資」の融資限度額は、最小で30万円~50万円、最大で2,000万円までとなっています。必ず最大限度額で借りられるわけでもないので、経営状況や目的によって審査されるので、必ず最大限度額の融資が受けられるとは限りません。

場合によっては、減額の可能性もあるので、多額の融資を受けたいと思う場合は不向きというデメリットがあります。

ビジネスローンを申し込む

事業資金の調達は、公的機関や公的制度で借りるのが一番です。しかし、公的機関や公的制度でお金を借りるにしても、多くの資料を用意しなければなりませんし、「マル経融資」のように審査を受けてもすぐに融資が決まるわけでもありません。

「支払予定のお金が入ってこなかった」とか「新しい商品開発で鵜お金が必要」というような時の資金調達は、時間との競争にもなるので、出来る事ならすぐにでも融資を受けたものです。

その一つの方法として、ビジネスローンを申し込むという方法があります。ビジネスローンは、事業用に融資が行われる金融商品のことで、消費者金融などのノンバンクは積極的にビジネスローンの顧客獲得に努めています。

ビジネスローンは総量規制の「融資限度額は年収の3分の1位以内」という条件の適用外となるので、返済能力さえしっかりしていれば、年収に関係なくお金が借りられるのが特徴です。

ただ、ビジネスローンは様々な商品があり、無担保で融資が受けられる商品や有担保で融資を受ける商品もあるなど、業者によって融資条件などで大きな違いがあります。

もちろん、金利の比較や融資条件を比較する必要がありますが、急いでいる時は即日融資も可能なビジネスローンもあるので、すぐに資金が必要という場合でも審査に通れば即日で融資が受けられます。

まとめ

自営業の方が事業資金を用意するのは大変な事だと思います。特に銀行などの金融機関で融資を受ける事は厳しいという面と、公的機関の融資制度は時間がかかるというデメリットがあります。

それらを解消する方法として、ビジネスローンを利用するという方法があります。ビジネスローンは早ければ即日融資が可能ですし、今すぐお金が必要な場合でも審査に通ればすぐに融資を受けることが出来ます。

ですから時間的な問題がある時は、ビジネスローンの申し込みを済ませ、続けて公的機関へ申し込みをし、公的機関で融資が下りたらビジネスローンを完済するというのもひとつの方法です。