保険かけるお金がない!そんな人におすすめの格安医療保険

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保険をかけるお金がない!そんな人におすすめの格安医療保険とは

 

日本は国民が全員なんらかの健康保険に加入することが義務付けられています。「義務」と言いながら、実際は健康保険があることによって大きな恩恵を受けています。大体の人は3割の負担で病院に行くことができるからです。世界にも誇れるシステムです。

 

それでも病気やケガで費用が大きくなることがあります。そうしたことに備えるために医療保険という商品があります。これは生命保険の一種ですが、入院をしたときに1日あたり5千円とか1万円を受け取ることができます。以前は業界を守ることを行政は第一義としてきましたが、消費者の側に立つようになり格安保険が登場しました。

 

料金だけで保険を選ぶ前に

多くの保険会社がたくさんの医療保険を販売しています。たくさんありすぎてどれを選んでよいのか一般の人にはわからないのが実際のところです。しかも、保険という商品は家電などと違い目に見える商品ではありませんので余計にわからなくなっています。

 

保険は目に見えませんので約款というとても細かい文字で書かれた分厚い契約書が重要な意味を持っています。しかし、全部を読み理解している契約者はほとんどいません。おそらく会社の社員でもよほどの専門の部署にいる人でなければ理解していないでしょう。

 

このようにとても複雑な商品ですので一般の人が比較する際に最もわかりやすいのは料金です。料金は数字というわかりすいもので表されますので「高いか安いか」で簡単に比較することができます。

 

例えば、A社の医療保険が8千円でB社が1万円だったときA社のほうが安いのは一目瞭然です。確かにこの比較方法はわかりやすいですが、注意が必要なことがあります。それは保障内容です。保障内容が同じであるなら料金で比較するのは正しいやり方ですが、内容が同じでないなら料金で比較するのは意味がありません。

 

C社の電子レンジが5千円でD社の電子レンジが1万円のときを考えてみます。

価格だけで比較しますとC社のほうが安いですが、D社の電子レンジが単に食べ物を温めるだけではなくオーブン機能も備わっていてしかも油を使わずに揚げ物もできるのなら話は違ってきます。いろいろな機能がついて1万円なら、じつのところD社の電子レンジのほうが安くなるかもしれません。大切なことは2つのものを比較するときは条件が同じであることです。

 

医療保険も全く同じで保険料を比較するときは内容もきちんと調べることが必要です。仮にある医療保険の毎月の支払額が5千円でもう片方の医療保険の毎月の支払額が6千円だったとしても給付金が違っていたなら保険料で比較するのは意味がありません。

 

今の例はわかりやすいですが、普通の人が気がつきにくい保険内容に違いもありますので注意が必要です。例えば保障期間が違うことがあります。A社の保険の保障期間が60日でB社の保障期間が90日だったとき一概に保険料や給付金だけで比較することはできません。また保障する範囲の違いもあります。

 

例えば「がん保険」である会社の保険が「すべてのがん」を保障するのに対して別の会社の保険は「皮膚がんは除く」ということもあります。

 

このような細かいところで違うことがありますので保険内容について細かくチェックすることが大切です。せっかく保険に加入しておきながら「いざ」使おうというときになって「対象範囲ではない」などと言われては困惑するだけです。こうしたところが保険を選ぶときに注意しなければいけない点です。

 

そもそも保険と一口に言いましても生命保険から損害保険など幾つか種類があります。それらの中で最もわかりにくいのが生命保険ですが、生命保険にも死亡したときに保険金が支払われる死亡保険と病気やケガで入院したときに保険金が支払われる医療保険があります。

 

今回説明していますのはこのうちで医療保険ですが、基本的な仕組みは1日入院すると1日あたりの給付金が受け取れるというものです。

 

昔は免責期間というのがあり、入院してから5日間は給付金が支払われない保険が一般的でした。しかし、時代の移り変わりにより入院する日数が平均して短くなってきましたので現在では1日目から給付金が出るものが増えています

 

このように免責期間の有無も保険料に関係してきますので保険料だけで保険を選ぶことがないようにすることが大切です。

 

県民共済の地域ごとの特徴

これまでに説明してきましたように病気などをしたときに給付金が受け取れる商品として医療保険がありますが、そのほかにも似たようなサービスを提供している商品があります。それは共済という商品ですが、この商品は民間企業が行っているものではありません。名前の示すとおり共済ですから「助け合い」の精神が根本にあります。

 

共済を大雑把に説明しますと、毎月2千円ほどの掛け金を支払うことで「入院したときに5千円くらいの給付金」が受け取れます。因みに、共済では毎月支払うお金のことを「掛け金」といいます。また割戻金という制度があり、毎年剰余金が出たならその分を契約者に返還することも行っています。ですから、実質的には掛け金は2千円よりも安くなっていることになります。

 

このように共済の一番の特徴は掛け金が安いことです。民間企業のように利益を求めるのが目的はないことがその理由に挙げられますが、期間が終身の場合は民間企業のほうが安い商品もあるようです。ですが、定期においては圧倒的に毎月支払う掛金が安いと言っても過言ではありません。基本的に共済は死亡保障と医療保障がセットになっています。そして死亡保障よりも医療保障に重点をおいていることが特徴です。

 

例えば、あるタイプは毎月2千円の掛け金で1日あたりの医療保障金額が5千円のとき死亡に際しては数十万円から100万円くらいと保障額が低くなっています。ですが、それを割り引いても掛け金は安くなっています。

 

このように掛け金が安いという魅力がある共済ですが、そのひとつに県民共済があります。大きな共済にはJA共済、こくみん共済、co-op共済がありますが、この3つと県民共済の違いは県民共済は定期タイプのものだけを扱っていることす。ですが、考えようによってはこれがある意味魅力ともなっています。そして県民共済はその名前が示すとおりそれぞれの地域によって保障内容や割戻金が若干違っています。

 

東京都を例に紹介しますと都民共済・入院保障2型は毎月の掛金が2千円で病気や事故で入院したときは1日あたり1万円が支払われます。ただし病気の場合は124日まで、事故の場合は184日までという保障期間の違いがあります。所定の手術をしたときはその症状により2.5万円〜10万円が支払われます。

 

東京都の例を紹介しましたが、各地域により保障内容および割戻金が異なるのが特徴ですが、その中でも特筆すべき保障内容を誇っているのが埼玉県民共済です。その理由は埼玉県が県民共済の発祥の地だからですが、強い自負を感じさせます。

 

このように地域により保障内容が異なっているのですが、もちろん割戻金も各県別により違っています。2015年度における格言別の割戻金を紹介しますとそれぞれの地域の特徴が見えてきます。大まかに紹介します。

 

北海道は28.56%、岩手県32.66%、山形県27.51%、茨城県28.79%、群馬県35.72%、千葉県30.13%埼玉県45.50%、東京都34.13%、神奈川県27.51%、新潟県33.15%、石川県26.97%、長野県30.73%、静岡県32.17%、三重県33.99%、京都府26.26%、奈良県30.24%、和歌山県25.24%、島根県28.06%、広島県31.93%、香川県17.11%、福岡県25.67%、長崎県28.11%、宮崎県22.52%、鹿児島県25.26%となっています。

 

割戻金がない地域はないことが魅力ですが、仮に20%の割戻金ということになりますと毎月2千円×12=2万4千円のうちの20%ですから4千円以上が返ってくることになります。具体的な数字を出しますと魅力の大きさを実感することができます。

 

 

格安保険に加入する際に注意すべき事

これまで県民共済を中心に共済について説明してきましたが、共済以外でも格安保険はあります。実は、昔は共済以外に格安な医療保険はありませんでした。理由は販売方法が関係しています。そもそも論になりますが、日本で生保が増えたきっかけは戦争で未亡人が増えたことでした。未亡人になり働く必要があった女性たちの働く場を提供したからです。最大手の生保会社の創業者はそのように語っています。

 

その真偽は別にして女性が生保の普及に貢献したのは間違いのないところです。「生保のおばちゃん」は社会に浸透していた言葉です。このようにかつては生保を販売する方法としては営業員が直接職場などに赴きセールをするのが一般的でした。こうした販売スタイルは女性の働く場を提供することに貢献しましたが、契約者の側からしますと保険料が高くなることでもありました。女性営業員のお給料の分だけ高くなるからです。

 

このような販売スタイルがずっと続いていましたが、それは護送船団方式という行政による生・損保業界を守る形でもありました。そうした状況を一変させたのが1995年の橋本内閣時の金融ビッグバンというものでした。これをきっかけに金融自由化が始まったのですが、同時に通信手段の進歩も大きなきっかけになりました。いわゆるIT革命です。通信手段の発達は保険業界にも大きく影響を与え、それまでの営業員が販売するスタイルからインターネットによって販売する方法も広がりを始め、そして認知されることになりました。こうした社会状況の変化が格安保険の発展に大きく寄与しています。

 

つまり営業員が直接販売するのではなくインターネットで販売するのが一般的になってきたのですが、このメリットは格安であることです。これまで営業員に支払っていたお給料を支払わなくてよいのですからその分保険料を安くすることが可能になったのです。

 

このことだけを考えますと、メリットばかりがあるようですが、もちろんデメリットもあります。それは保険業界に限らないのですが、消費者の側の情報量が大きな意味になることです。つまり、営業員が販売していたときは販売員から直接説明を聞くことができました。わからないときは再度訪問を依頼し詳しく尋ねることもできました。しかし、インターネット販売ですと、簡単に説明を聞くわけにはいきません。そうしたことがトラブルに発展することもあります。

 

これまでに説明してきましたように保険はモノを販売するのではなく契約という目に見えない商品です。そうであるだけに直接販売員から説明を聞くことができないのは大きなデメリットです。仮に「自分が勘違いをしていた」としても契約書に書いてあることがすべてです。そして、それが裁判になりますと大きな意味を持ってきます。おそらく素人が裁判で戦ったとしても契約書に書いてることにおいて勝利することはあり得ないでしょう。

 

格安保険で注意しなければいけない点はまさにこの一点に尽きます。消費者の側も商品の知識を持っていることが求められます。人間というのは不思議なもので直接顔を合わせて知っている場合と顔を知らない場合では信頼する気持ちが全く違ってきます。その信頼する気持ちが格安になっていると理解して格安保険に加入する覚悟が必要です。

 

反対に考えるなら、その覚悟が持てないなら保険料が高くてもこれまでの保険に入るほうが賢明です。保険に加入していて一番悔しいのは「もしも」の状態になったときに保険金がもらえないことだからです。格安保険の登場は保険に対する消費者の考え方も変えることになっています。

 

まとめ

保険は「いざ」というときのためのものですが、その「いざ」というのはいつ起こるかわからないものです。もしかしたら起きないこともありますが、そうしたことに備えるためのものが保険です。ですが、お金がないときは「いざ」というときのために備えることは負担でしかありません。

 

もし「いざ」ということが起きなったなら保険料はすべて無駄になってしまいます。そうしたときに考える発想が「いざ」という場面が起きてからお金を調達するという発想です。

 

日本は国民が全員保険に加入していますので医療機関にかかっても負担は3割くらいで済みます。ですから、普通の病気やケガをしているだけなら治療費に困ることはありません。ですが、大きな病気やケガをしたときはやはり治療費の調達に困ることが起きます。保険はまさにそのためにあるのですが、先に書きましたのように「いざ」が起きないときは保険料は無駄金です。そうした無駄金を起きないようにするための方法として治療費関連の大きな出費があったときにカードローンを利用する発想があります

 

カードローンとは商品を購入するときに利用するカードローンのことですが、商品を購入するのと同じように治療費にも利用するやり方です。このやり方ですと、保険のように無駄なお金が発生することがありません。「いざ」が起きてからお金を工面することになりますからまさに商品購入と同じです。つまり多大な治療費を分割で支払う方式ですが、理に適ったやり方とも言えます。

 

実は、カードローンと似たローンで医療ローンというものもあります。

 

これは商品の購入に際してカードローンを使うのと同じように治療に際して発生した費用をローンで支払うものですが、まだ世の中に浸透しているとは言えません。もしかしたなら、未来において一般の販売業者のように医療機関がローンでの支払いを受け付けるようになるかもしれませんが、今の段階ではそのような医療機関はないようです。今の段階でローンを利用とするなら一般のカードローンを利用してキャッシングで治療費を支払う発想が現実的です。

 

このようにカードローンを利用することを前提にして「いざ」というときに備える発想は理に適っています。しかし、この方法で注意が必要なのはカードローンの支払い金額です。少し考えますと多大な治療費を分割して支払う考えは理に適っており現実的でもありますが、問題は分割支払いで治療費を全額賄うことができるかです。カードローンには利息も発生しますので実際は本来の治療費よりも利息分だけ多く支払う必要があります。また、治療費があまりに高額になったならカードローンの分割支払いでも間に合わない可能性もあります。

 

そもそも保険の基本的な理念は「みんなで困っている人を助けること」です。難しい言葉で言うなら「ひとりは万人のため、万人は ひとりのため」が基本理念です。いわゆる相互扶助の精神です。ですから極端なことを言いますと、無駄なお金を支払う人がいてこそ救われる人がいるのです。カードローンの発想にはそうした発想が欠けています。

 

格安保険は無駄な経費を削ることで実現させることができました。決して保険の理念をないがしろにして格安保険が出てきたのではありません。ですから、格安保険とカードローンで保険を支払うやり方を同じ土俵で比べるのは正しいやり方ではありません。その意味で言いますと、「いざ」という状況に遭遇してしまったときにカードローンを使うことで保険と同じように対処しようという考えは現実的ではありません。そして、格安保険を上手に使いこなすには自らも勉強する努力が必要です。


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