「貸金業務取扱主任者試験」に合格された方のインタビュー

「貸金業務取扱主任者試験」に合格された方のインタビュー

クレジットカード会社や消費者金融会社などの貸金業を営む場合、業者は店舗ごとに法律で定められた数の貸金業務取扱主任者を配置しなければなりません。貸金業務取扱主任者になるためには資格試験に合格しなければならないのですが、誰でも簡単に合格できるというものではありません。

 

何度受験しても合格できないこともあるので、どのように勉強すれば最も効率よく合格できるのかをあらかじめ知っておくと便利です。

 

特に仕事をしながら貸金業務取扱主任者試験を受験しようと考えている人の場合、いかに勉強時間を短くしつつ適切な知識を身に着けていけるかがポイントになります。

 

貸金業務取扱主任者試験の合格者の体験談をもとにしながら、自分に合った勉強法を知っていきましょう。

 

2009年からスタートした国家資格

 

貸金業務取扱主任者という資格は、国家資格として2009年から開始されました。この資格の主な役割は、配置された店舗などで他の従業員に対し、法律を遵守して様々な業務を行うように指導していくことです。

 

2009年までは貸金業務取扱主任者がいなくても問題なく営業が可能でしたが、現在では法律が定められた数を配置しないと貸金業を営業できないことになっています。1店舗につき最低1人いれば良いケースがほとんどですが、数多くの従業員が在籍しているような店舗の場合は、従業員50人あたり1人の有資格者が必要となります。万が一この法律を守らず営業していたら、業務改善命令や業務停止命令などの思い罰を受けることになります。

 

ベテラン社員のお話

 

貸金業務取扱主任者の資格については、やはり経験者の体験談を参考にすると役立ちます。知名度のある大手消費者金融会社に10年以上勤務するベテラン社員でも、初めて試験を受けた時は不合格で翌年リベンジしてやっと合格することが出来ました。

 

貸金業務取扱主任者資格は、勤務している会社からの命令で半ば強制的に取得しなければならないケースも珍しくないですが、最近では若手の社員が出世のために進んで取得を目指すこともあります。会社命令の場合は受験費用やテキストなども会社から支給されるので負担は少ないですが、仕事をしながら受験勉強しなければならないため大変な思いをすることもあります。

 

なかなか難しい試験なので独力で効率的に勉強するのは非常に骨が折れるのですが、このベテラン社員は2回の受験で見事に合格しています。


 

合格率は30%未満

国家資格は総じて合格が難しいものですが、貸金業務取扱主任者試験の場合も合格率はわずか30%前後だとされています。毎年受験するものの不合格になり続ける人も珍しくなく、いかに難しい内容になっているかが分かります。年度によって合格率は異なり、比較的簡単で合格しやすい年もあれば合格率がたった21%など非常に難しい年もあります。

 

かなり真剣に勉強しないと合格は難しいので、油断していると痛い目をみてしまいます。貸金業務取扱主任者の制度が始まった2009年度は業者にある程度営業させるためにも合格率が約70%もありましたが、それから徐々に内容が難しくなって合格率は下がり、2010年以降は20%から30%前後という低い数字に落ち着いています。

 

重点的に勉強すべきなのは?

貸金業務取扱主任者の試験に合格するためには、出題範囲の中から重要なカテゴリーを重点的に勉強する必要があります。特に貸金業法は非常に重視される部分であり、試験に出題される問題数のうちおよそ50%を占めています。つまり、貸金業法をしっかり理解していないと合格するのは難しいと言えます。

 

この他、民法や商法といった法律からも出題されることが多く、消費者保護法も毎年欠かさず出題されています。反対に、出題範囲の中に含まれているものの、資金需要者等の保護や財務及び会計に関する内容については範囲が広く覚えるのが大変な割に出題数が少なく、配点も高くはないので優先度は低いです。勉強時間が取れない場合は、法律関係から重点的に勉強するようにしましょう。

 

おすすめのテキスト

資格試験と言えばまずは過去問を解いておくという人も多いですが、貸金業務取扱主任者の試験に限っては過去問をいくら重点的に解いたとしても合格することはできません。試験を作る側も、受験者が過去問を解いていることを想定しているため、過去問と全く同じ問題は滅多に出されないのです。

 

法律の内容も、丸暗記しただけでは内容を正しく理解できていないため正解するのは難しくなります。そこで、合格を目指す場合はきちんとしたテキストや問題集を使って勉強することが大切です。知識ゼロから勉強を始めたい場合には貸金業務取扱主任者合格テキスト、金融会社で働くなどある程度の知識がある場合は貸金業務取扱主任者合格教本や問題集を使って勉強すると効果的です。

 

勉強方法について

勉強方法の基本は、用意したテキストを徹底的に読み込んでマスターすることです。まずは軽く読んでざっと内容を把握し、練習問題を解きます。間違えたところのみを熟読して再度練習問題を解く、という流れを何度も繰り返すと自然に力が付いていきます。また、試験の出題範囲になっている数字や用語など暗記が必要な内容はノートにしっかりまとめ、何度も書いて頭に入れるようにしましょう。

 

過去問を利用する場合は、実際の試験と同じような時間配分で解いていくようにすると試験の感覚がつかめますし、時間の使い方も工夫できるようになります。まずは簡単な問題から解き、最後に全体を見直す時間を10分程度は取れるように配分していきましょう。合格するための勉強時間は人それぞれですが、先述したベテラン社員の場合は毎日30分、約3ヶ月続けて合格することができました。

 

試験当日から合格通知が来るまで

実際の貸金業務取扱者試験は、指定された会場となる建物に出向いて受験することになります。当日に勉強すると焦りが出てしまうので、あくまでおさらい程度に軽くテキストを捲るくらいにしておきましょう。試験は他の様々な試験と同じように、決められた時間内で問題を解いていきます。毎年30点から35点が合格ラインだと言われているので、最後に答えをメモしておいて自己採点するようにしましょう。

 

当日は試験が終わればそのまま解散となり、後日合格した場合のみ自宅宛に合格通知と合格証書が郵送されてきます。試験は毎年11月下旬頃の年1回のみ開催されるので、合格発表はだいたい1月頃となります。不合格だった場合は特に何も通知されないため、いつまで経っても連絡がない場合は不合格ということになります。

 

貸金業務取扱主任者の試験を受けてよかったこと

貸金業務取扱主任者の資格は、貸金業を扱う会社に勤務している場合は非常に役立つことになります。貸金業に関わる様々な法律を勉強することができるため、知識も深まって顧客や同僚などにも自信をもって説明できるようになります。その顧客ごとにいくらまで借り入れが可能なのか、必要書類や審査に有利になる方法など、様々な知識を身に付けられるためスムーズかつ効率よく顧客に対応することができます。

 

資格を持っていない人より信頼感も得られやすいため、顧客から指名されて成績を伸ばせるというメリットもあります。この資格を持っていないと店舗の責任者になれないなど、昇進に関わるケースもあるので、貸金業を営む会社に勤務しているなら取得しておいて損はありません。

 

まとめ

このように貸金業務取扱主任者の資格は、金融業者にとって必ず1人は取得しておかなければ営業すら許されないとても重要なものとなっています。もし法律に反して有資格者を置いていなければ、業務停止など重い処分の対象となってしまいます。

 

業者にとっては是が非でも従業員に取得してもらいたい資格なので、消費者金融などの会社に勤務している人であれば自ら積極的に勉強するようにしましょう。試験は合格率約30%前後と難しい内容になっているので、毎日計画性を持ってしっかり勉強しなければ合格することはできません。出題範囲も広いので、重点的に勉強する範囲の見極めや有効なテキストなどの情報を知っておき、効率よく勉強していくようにしましょう。

キャッシングで即日借りれるランキング