キャッシングの審査における重要なポイントとは?

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キャッシングの審査における重要なポイントとは?

キャッシングは好きな時にお金を借りることができるとても便利な金融商品です。しかし誰でも利用できるというわけではなく、カードを発行している金融機関の審査に通らなくてはなりません。初めて契約する人の場合は他社に借金があるわけではありませんので、絶対審査に通ると信じている人もいます。

 

しかしキャッシングには基準があり、そのポイントが何なのか知っておかないと審査に通ることはできません。実は同じ年収、同じ年齢、同じような学歴の人でも、生活スタイルの違いなどから金融機関が判断する信用力は異なります

 

キャッシングの審査に通るためにはどのような点に気を付ければよいのでしょうか。ポイントを抑えることによって審査通過率を上げ、希望するカードの契約ができるように準備しておきましょう。

 

審査で重要となる「与信スコアリングシステム」とは?

キャッシングの申し込みをする人はとてもたくさんいます。そのため、申込書を1つ1つ人間の目で確認していては、とても時間がかかってしまって「すぐに契約したい」というニーズに合いません。そのため金融機関では入力されているデータをもとに、1人1人に点数をつける「スコアリングシステム」というものを採用しています。これは通信簿のようなもので、申込書や信用情報から項目ごとに決められた点数を獲得していくものです。

 

金融機関が定めた基準以上の点数を取ることができると、契約できるのです。

 

このスコアリングシステムでは、職業や年齢などの「属性」からつけられる点数と、他社での借り入れ状況や利用実績など「信用情報」からつけられる点数の2つがあります。

 

まず属性にもさまざまなものがあります。年齢、職業、業種、年収、会社規模、家族形態、住居形態、キャッシングの目的、固定電話の有無など、申込書に記入するほとんどの項目に点数がつけられます。

 

例えば同じ年収で、高級マンションに住んでいる人とオンボロアパートに住んでいる人がいた場合、どちらのほうが信用力が高いと判断されるでしょうか。

 

実はスコアリングシステムでは高級マンションに住んでいる人よりもオンボロアパートに住んでいる人のほうが点数が高くなります。これは「家賃」が毎月の固定費であり、高級マンションに住んでいる人は可処分所得が少なくなるためです。

 

アパートに住んでいる人は家賃を抑えることができるため、自由に使えるお金も多く、支払い能力が高いと判断されるのです。もちろん家賃負担のない実家暮らしの人が最強になります。

 

結婚している人としていない人の場合、結婚している人のほうが点数は高くなりますが、子供がいる場合は下がってしまいます。固定電話はあったほうが連絡が取りやすくなるため、ない場合よりも点数が高くなります。固定電話がある人は面倒でも記入しておくようにしましょう。

 

信用情報は自分の努力では変えることができません。不利なデータが残れば一定期間保存されてしまいます。滞納情報は審査に影響を与えることがありますので、うっかり払い忘れることのないように注意しましょう。また、申し込みをしたという履歴も記録されますので、同時にたくさんのキャッシングへ申し込みをするのも審査落ちする原因となります。

 

融資がいくらまで可能かは「属性スコアリング」で決まる

金融機関によって審査内容が異なりますが、スコアが高い人ほど融資可能額は大きくなります。

 

例えば勤務先です。公務員、大手企業、中小企業、自営業、バイト、無職の順番にスコアが高くなります。

 

ただしキャッシングは支払い能力のある人しか契約することができませんので、無職と書いた時点で審査に通る可能性は限りなく低くなります

 

「無職はキャッシングができない」。まずこのポイントを抑えておきましょう。

 

専業主婦の場合は金融機関によっては、配偶者貸付という制度を利用できる場合もあります。これは旦那さんの同意のもと、旦那さんの年収と本人の年収を合算して審査を行うものです。学生でもアルバイトをしていればキャッシングできる会社はありますが、会社によって不可としているところもあります。キャッシングの申し込みをするとき、そもそも自分が対象かどうか確認しておきましょう。

 

雇用形態は正社員が有利なのは当然ですが、消費者金融のキャッシングなど、安定した収入さえあればOKとしている会社であれば、アルバイトやパートでも契約は可能です。ただし限度額は低くなる傾向にあります。

 

年収ももちろん重要で、高いほど有利になるのは言うまでもありません。200万円以下の年収では契約できないローンもあります。消費者金融の場合は総量規制によって年収の3分の1までしか借りられないことも覚えておきましょう。これは重要なポイントになります。他に規制対象の会社で契約があると、その借入額を合算した合計額で限度額が決定されるのです。

 

年収300万円の人が消費者金融から借りることができる金額は100万円までですが、すでに50万円の利用があれば、新規で契約できる限度額は上限50万円までです。また、限度額が大きくなると収入証明書が必要になることもあります。

 

勤続年数や居住年数は長ければ長いほどよくなります。また、持ち家の場合は逃げられるリスクも低くなり、いざとなったら資産があるわけですから、当然信用力も高くなります。公営住宅は家賃が低いため支払い能力は高くなりますが、過去のデータから貸付リスクは高い属性とされています。

 

属性スコアリングは自分の努力次第で変えていくことができます。引っ越しを考えている人は少し考え直してみたり、キャッシングの申し込みをするタイミングを引っ越し直前や転職直前にするとよいでしょう。特に転職したばかりではキャッシングの審査に通ることが困難になる場合もあります。

 

キャッシング未経験者が有利にならない理由とは?

誰もが初めてキャッシングの利用をするときは、未経験者です。他社に借金がないのですから破たんリスクも低いと考えられますが、場合によっては違った判断をされることもあります。

 

まず、年齢が高いのに信用情報に全くデータがない人です。金融事故を起こすと、キャッシングやクレジットカードの契約など、信用取引のほとんどが行えなくなります。そのため一定期間利用をしない期間ができますが、信用情報は永久に残るわけではなく、長くても10年経てばすべてのデータが消滅します。

 

年齢が高いのにデータが全くないと、過去に事故を起こしてデータが消えた人だと思われ、警戒されることがあるのです。

 

信用情報は若いうちに作っておかないと、実はのちのち新規の契約が難しくなってしまうこともあるのです。これは有利な条件で契約するための重要なポイントの1つで、信用情報にデータのない年齢の高い人が契約できるカードは、条件が悪いものばかりです。

 

そして何よりも意外に思われるのが、キャッシング経験のある人のほうがスコアは高くなります。金融機関はお金を貸して利息で利益を出していますので、長期間借りてくれる顧客を探しています。取引期間や取引実績が多い人ほど将来の優良顧客になる可能性がありますので、契約してキャッシングをしてもらいたいと考えるのです。ただし複数のキャッシングがあったり、支払い能力を超える残高がある場合は評価は低くなります。取引実績はあったほうが良いのですが、過度な借り入れや件数はリスクが高いからです。

 

キャッシングの残高よりも件数のほうが評価に影響を与えます。例えば25万円ずつ4社から借りている人と、100万円を1社から借りている人では、明らかに100万円の人のほうがスコアは高くなります。限度額の小さな契約ばかりしていると、それは他社から信用されていないという証拠になってしまいます。しかし限度額の大きなキャッシングがあれば、その会社からは大きな信用があるという証明になります。

 

同じ借入額でも借り入れ件数が少ないほうが有利なのです。属性を高くするためにはなるべく1社と深い付き合いをするようにしましょう。限度額が大きくなれば金利が下がることもあるため、より低金利で借りることができるようになる場合もあります。特にたくさん借金がある人はまとめるのも重要なポイントです。

 

事故情報が登録される恐怖とは?

「ブラックリスト」という言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。これは一般的に要注意人物を一覧にしたノートのようなイメージがありますが、実は金融業界にはそのようなリストは存在していません。代わりにあるのが「信用情報」です。

 

日本には信用情報機関が3つ
  1. 消費者金融などが加入しているJICC
  2. 信販会社やクレジットカード会社が加入しているCIC
  3. 銀行が加入している全国銀行個人信用情報センター

です。

 

信用取引をすると、このいずれかの信用情報機関に記録が残ります。最近では複数の信用情報機関に加入している会社も多いため、複数の信用情報機関に記録が残ることもあります。また、情報提供は相互に行われていますので、1つの信用情報に事故と載ってしまったら、審査でかなり不利な状態になります。

 

では事故情報とは何なのでしょうか。

まず、事故と言ってもさまざまなケースがあるのがポイントです。1日だけの延滞もある意味事故ですが、このような情報はそれほど重要視されません。ただし毎月延滞していると問題化してくることがあります。

 

事故と扱われるのは3か月以上の滞納や任意整理個人再生、特定調停、自己破産などの債務整理、カードの強制解約などです。全国銀行個人信用情報センターでは10年記録が残りますが、他の2つの会社では5年間です。

 

また、キャッシングへの申し込みも信用情報に記録されます。これは審査の過程で金融機関が信用情報にアクセスすることで記録されるもので、金融機関から参照があったという形で残ります。審査に落ちればそのままですし、審査に通れば契約した情報が残ります。そのため他社が見たときに、ここの会社の審査には落ちたんだ、ということがわかってしまうのです。

 

申し込み情報は半年間記録されます。金融機関によっては短期間の申し込み件数によって審査に落とすところもありますので、たくさん申し込めばどこかは契約できるだろうという申し込み方法は、実はメリットがあまりありません。そればかりか審査に落ちやすい環境を作ってしまうので、なるべく避けるのが審査通過率を上げるポイントです。

 

また、うそをついて申し込みをするのも避けましょう。特に借り入れ状況は信用情報を見れば一発でわかりますので、うそは必ずばれてしまいます。

 

キャッシングの審査に通る条件とは?

キャッシングの審査基準は金融機関によって異なりますが、自分である程度気を付けることによって審査通過率を上げることはできます。自分のスコアが高くなっていればいるほど、金利の低い有利な条件で契約することができるようになるでしょう。特に2社以降の契約の場合は1社目の使い方で信用情報の残り方が変わってきます。複数の借り入れをしたい人は、常日頃の利用の仕方にも十分注意しておく必要があります。

 

属性は自分の努力次第で改善できるでしょう。年収が低ければ副業をしてみたり、引っ越しや転職を考えてみたり、引っ越しする場合は家賃の低いところを選んだり。若い人でいえば、属性は年齢が高くなるだけでも良くなっていきます。反対にすでに年齢が高い人はさらに年齢が高くなるとリタイアが近くなってしまいますので、早めに申し込みをしておくとよいでしょう。

 

ただしキャッシングの審査で重要なポイントは「信用情報スコアリング」にあります。

 

属性だけではその人のお金の使い方があまりわからないためです。信用情報には毎月の利用実績など、細かなデータがたくさん残っています。滞納しやすい人なのか、毎月しっかり計画的な返済をする人なのかは、信用情報から判断できるのです。金融機関は新しい優良顧客を探していますが、実は優良顧客とリスクの高い人物は紙一重です。優良顧客も借入額や件数が多くなってしまえば一気にリスクが高くなるからです。

 

キャッシングに通りやすくするためには、まず自分のお金の使い方を見直し、返済能力を超えた利用は避けるべきでしょう。取引実績は一度付いてしまうと一定期間経つまで消滅しません。クレジットカードやカードローンはもちろんですが、携帯電話の分割払いやテレビショッピングも「信用取引」ですので注意が必要です。

 

こうした分割払いの支払いをうっかりわすれてしまうと、延滞情報が残ります。カードローンは長い間使うことができるので2年以上利用すれば利用履歴も押し出されていきます。しかし携帯代金は24回払いが最大となっており、信用情報の毎月の利用履歴も24か月分残ります。つまり1回でも延滞があれば、そのデータはまた機種変をするか、5年もしくは10年経って記録が消えるまで残り続けてしまうのです。

 

キャッシングの審査に通らないと感じたら、一度自分の信用情報を照会してみるのもよいでしょう。記録を確認することで何に問題があるのかわかりますので、審査に通りやすくなるように対策を練ることができます。


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